こんにちは!一橋大学フォークソングクラブ(FSC)です🥁
「オンガクノハナシ」第4弾!!!
第3回、めーちゃくちゃよかったですね……
今回お送りしますのは国立音楽大学音楽情報専修二年、ベースの末廣です!
「MV作るのにも興味があります!実は新歓PVとオンガクノハナシのロゴもつくってます」
とのこと!実は末廣は製作者でした~
MVの話!楽しみですね!それではどうぞ〜
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こんにちは〜2年の末廣です!
ミュージックビデオ(以下MV)を見るのが好きでYoutubeから音楽と出会うことが多いです!4分から5分の短い映像の中へ、ギュウギュウにアイデアと音楽が詰められているところがみていて面白くないですか?
そんな話を今回はさせていただきます!まずはMVが時代によってどう変わっているのか少し紹介しますね〜
MVの歴史
80年代…米MTVがMVの制作に着手しだし、当時は演奏シーンを撮影、編集し、テレビの深夜枠で流すというシンプルなものでした。
90年代…広告促進ツールとして確立し、コマ撮りやアニメーション、カメラワークなどで音楽が表現されるようになります。
00年代…芸術的な映像作品としてクリエイターや制作会社が制作するようになり、CGやモーショングラフィックス、と音と動きを同期させる手法が流行しました。それと同時にストーリーもの、ダンサーや振り付けが特徴的な物が出現し、映像の面白みや仕掛けを残すものが増えていきます。
10年代…インターネットやスマートフォンの普及により視聴者参加型や、webブラウザを利用した作品が増加しました。今では個人所有のPCで編集が可能になり、多額な資金なしでも映像が制作できるようになりましたね!
最近はミュージックビデオに重きを置いたアーティストも少なくないですよね〜
例えば、映像とアートワークを同じチームで制作するKing Gnu、ワンカットにこだわるOK Go、サカナクションは(最近はデジタルなものも多いですが)アナログ的な表現を積極的に取り入れています。
ここからは私の好きなMVを紹介させてください!
The Chemical Brothers – Star Guitar 監督 Michel Gondry
音ハメが気持ち良すぎませんか??冒頭はクラップの音と流れてくる風景がガッチリあっていますね!シンセサイザーの音が止んだと思ったら電車が通り過ぎた時には痺れました…。
曲の展開による変化にも注目なので最後まで見て欲しいです!監督のMichel Gondryは元ミュージシャンということもあり音と同期されたような映像が特徴です。映像を見て新しい音楽の発見や感じ方に出会えることが映画などとは違った良さなのかなと思います。
yahyel – Pale 監督 山田健人
汚いプールの底に真っ白なバスタブ、這ったりフラフラと彷徨ったり、yahyelのどこか掴めない浮遊感のある世界観が表現されています。それに加えて人影の残るタイミングがリズムにあっていてめっちゃ好きです、カッケー。終盤でカメラがどんどん引いていったラストには圧巻です…。
監督の山田健人はyahyelにVJ(ビデオジョッキー)としてメンバーに加わっていることもあり、バチバチの演出がされたライブがとてもかっこいいです。そちらも是非みてみてください!
Perfume – Magic of Love 監督 関和亮
カラフルな衣装と背景、予想のつかない場面の移り変わりが見ていて飽きないですね!2サビのシーン、妙な感じがしませんか?紙吹雪が舞い上がっていますね…。実はここのシーンは逆再生されているのです!撮影する時には上から紙吹雪を降らせ、逆再生で見た時に普通に見えるように踊っています。Perfumeのダンス力があるからこそ実現されたアイデアですね。
同じ監督でサカナクションのアルクアラウンドや星野源のSUNなどのMVも私は好きなのですが、通じてハッとさせられるアイデアが必ずあるのが見ていてとても楽しいです。
フォークソングクラブにはこんな話にも付き合ってくれる部員がいる良い場所です…。もっと紹介したいものはたくさんあるのですが終わりにします、キリがないので!新入生の皆さんにお会いできる日を楽しみにしています!では!
星野源 – SUN
サカナクション – アルクアラウンド
yahyel – Pale(Live)